menu ◎  top  infomation  profile  text  picture diary bookmark  mailform
HUNTER×HUNTER
幾年か前の約束…「キルゴンとギギガユで文交換しよう!」と持ち出してきた貴方はどこへやら。
そしてあたしがギギガユ文を貴方に送りつけたのは何時の日か。
そんなこんなで先日水玉とろっこさまから文を頂きました。
別に、恨んでる訳じゃ…ないのよ?




『心理テスト』

「キールア、ねえキルアってばぁっ!」
「なんだよ、うっせーなぁ」
「見て見て!俺ね、さっき面白そうな物ひろっちゃった」

そう言うとゴンは自慢げに1冊の本を俺に見せた。

「おい、ゴン!あれほど道に落ちてる物拾うなっていったのに、だめじゃんか!」
「あっ!…ごめんなさい。でも、何か面白そうだったから、つい」
「ついって…」

はぁ、と溜め息をはきつつ、ゴンが拾ってきた本を見てみる。

「…心理テスト?」
「うん!」

俺の問い掛けに、ゴンは下げていた頭をあげ、生き生きと答えた。

「その人のことがズバリわかるんだってさ!!」

「…ズバリねえ」
正直、嘘くさい。本なんかでその人のことが本当にわかるかよ。
オレはこういうの信じない方だけど、ゴンは信じるからなぁ。
現に今だってキラキラしてるし、まっ、そこが可愛いんだけどv

「ねえキルア、やろーよ?」
「しょーがねぇなぁ。一丁、やってみるか」
「やったぁ!ありがとキルア」

とびっきりのゴンの笑顔。はぁ〜、たまらんねぇvV






「では、早速やりたいと思います。ゴンいくぞ?」
「うん!」

俺は適当なページをめくった。

「あ、あなたは今ジェットコースターに乗っています。誰と乗って、乗り終えた感想は?
 、って本当唐突だな、こりゃ」

と言う俺の言葉に「いいのっ」とゴンに怒られる。はい、すいません。

「…でもジェットコースターかぁ、最近乗ってないから乗りたいなぁ」

ポツリポツリと淋しそうに言うゴン。しょーがねえな。

「今度乗るか?」
「──うんっ!」

ゴンが嬉しそうな顔するとこっちまで嬉しくなる。なんでだろーな。

「じゃ、続き。で、ゴン何?」
「あっ、そっか。…」

へへっと照れながら頭をかく。…さては忘れたな。

「誰と乗って、乗り終えた感想」
「あ、そっかそっか。えーとね、キルアに決まってんじゃん。
 乗り終えた感想はすっごいドキドキしたけど楽しかった!…かな?キルアは?」
「俺?うーん、ゴンしかいないし、俺の場合もう一回ってとこかな?」

そっかそっかー、と俺の手から本を奪ったゴンは速くも診断結果を見ていた。

しかし
なぜか知らないけどゴンの動きが凍った。
ほのかに頬を赤らめて。

「ゴン?」
「ひゃあっ!キ、キルア外散歩しに行こ」
「診断…」
「良いから良いからっ!ねっ?」

そう言うと俺の手をグイグイ引っ張りながら、本を放りなげた。

そこにどんな診断結果が下されていたのか、オレにはわからない。けど、

「ゴーン?」
「ん?」
「帰ってきたら、ね?」
「?うん?」

怪しく笑うオレだけど、
なんとなく解ってるから、診断結果みたいにいたしましょ。





《診断結果》
それはあなたの初Hの相手と、その時の感想です。





●謝罪●
何年前の約束か、大変遅くなりましてすいませんでした。。許して下さい。お願いします、ざくちゃ〜んっ!!

余談↓
ネトサ。私あれ、ネットサーチだと思っておりました。。 笑

では。 水玉とろっこ