幾年か前の約束…「キルゴンとギギガユで文交換しよう!」と持ち出してきた貴方はどこへやら。 そしてあたしがギギガユ文を貴方に送りつけたのは何時の日か。 そんなこんなで先日水玉とろっこさまから文を頂きました。 別に、恨んでる訳じゃ…ないのよ? 『心理テスト』 「キールア、ねえキルアってばぁっ!」 「なんだよ、うっせーなぁ」 「見て見て!俺ね、さっき面白そうな物ひろっちゃった」 そう言うとゴンは自慢げに1冊の本を俺に見せた。 「おい、ゴン!あれほど道に落ちてる物拾うなっていったのに、だめじゃんか!」 「あっ!…ごめんなさい。でも、何か面白そうだったから、つい」 「ついって…」 はぁ、と溜め息をはきつつ、ゴンが拾ってきた本を見てみる。 「…心理テスト?」 「うん!」 俺の問い掛けに、ゴンは下げていた頭をあげ、生き生きと答えた。 「その人のことがズバリわかるんだってさ!!」 「…ズバリねえ」 正直、嘘くさい。本なんかでその人のことが本当にわかるかよ。 オレはこういうの信じない方だけど、ゴンは信じるからなぁ。 現に今だってキラキラしてるし、まっ、そこが可愛いんだけどv 「ねえキルア、やろーよ?」 「しょーがねぇなぁ。一丁、やってみるか」 「やったぁ!ありがとキルア」 とびっきりのゴンの笑顔。はぁ〜、たまらんねぇvV 「では、早速やりたいと思います。ゴンいくぞ?」 「うん!」 俺は適当なページをめくった。 「あ、あなたは今ジェットコースターに乗っています。誰と乗って、乗り終えた感想は? 、って本当唐突だな、こりゃ」 と言う俺の言葉に「いいのっ」とゴンに怒られる。はい、すいません。 「…でもジェットコースターかぁ、最近乗ってないから乗りたいなぁ」 ポツリポツリと淋しそうに言うゴン。しょーがねえな。 「今度乗るか?」 「──うんっ!」 ゴンが嬉しそうな顔するとこっちまで嬉しくなる。なんでだろーな。 「じゃ、続き。で、ゴン何?」 「あっ、そっか。…」 へへっと照れながら頭をかく。…さては忘れたな。 「誰と乗って、乗り終えた感想」 「あ、そっかそっか。えーとね、キルアに決まってんじゃん。 乗り終えた感想はすっごいドキドキしたけど楽しかった!…かな?キルアは?」 「俺?うーん、ゴンしかいないし、俺の場合もう一回ってとこかな?」 そっかそっかー、と俺の手から本を奪ったゴンは速くも診断結果を見ていた。 しかし なぜか知らないけどゴンの動きが凍った。 ほのかに頬を赤らめて。 「ゴン?」 「ひゃあっ!キ、キルア外散歩しに行こ」 「診断…」 「良いから良いからっ!ねっ?」 そう言うと俺の手をグイグイ引っ張りながら、本を放りなげた。 そこにどんな診断結果が下されていたのか、オレにはわからない。けど、 「ゴーン?」 「ん?」 「帰ってきたら、ね?」 「?うん?」 怪しく笑うオレだけど、 なんとなく解ってるから、診断結果みたいにいたしましょ。 《診断結果》 それはあなたの初Hの相手と、その時の感想です。 ●謝罪● 何年前の約束か、大変遅くなりましてすいませんでした。。許して下さい。お願いします、ざくちゃ〜んっ!! 余談↓ ネトサ。私あれ、ネットサーチだと思っておりました。。 笑 では。 水玉とろっこ